小松未步7~Prime Number~

小松未歩( Miho Komatsu ) 小松未步7~Prime Number~歌詞
1.翼はなくても

作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
編曲:古井弘人

足跡を色濃く落とし
幕を閉じた 傷だらけの君
残された僕等の方が
思い出をまだ引き摺ってるよ
勇み立つこの気持ち
でも今は繋ぎとめたくて

翼はなくても
飛び立てる君を見ていると
僕等が住むこの世界は
ただ 褪せて見えた
光り輝く未来 待ち構えてる

ガラス窓 映る姿は
誰にも見せない素顔がある
ほろ苦い涙がこぼれて
本当の孤独を味わったの
眠れない夜ばかり
失くしたものは多いけれど

生きてる証しを
この時代に示してゆきたい
ささやかな夢と笑う人が
讃えるまで
いつか必ず 大空舞う鳥になる

翼はなくても
飛び立てる君を見ていると
僕等が住むこの世界は
ただ 褪せて見えた
光り輝く未来 待ち構えてる

迷い 立ち止まる日々も 力に変えて


2.ひとは大昔 海に棲んでたから

作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
編曲:大賀好修

波の音は 君の声みたい
夢へいざなう
もう 戻って来ない人だと
知ってて...

たぶん大昔 海に棲んでたから
愛しい想いが溢れただけ
ながれる涙も 塩からいじゃない
未練がましいとか思わないで

海岸線 初めてキスした
思い出の場所
潮風が心つんざく
今でも...

それも大昔 海に棲んでたから
懐かしい想いに駆られただけ
潮の満ち引きで 命宿るじゃない
特別だなんて思わないで

ひとは大昔 海に棲んでたから
懐かしい想いが溢れただけ
ながれる涙も 塩からいじゃない
その名残 いまも感じただけ

海を見てる
暮れなずむ海を
ひとり佇み


3.砂のしろ

作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
編曲:古井弘人

ためらうあなたの声に気付いてた
灼熱の風が かき乱す
今度 いつ逢える?
危なげな恋に 強がりは効かない
知り過ぎたこと ただ後悔している
ウソは真実より優しいのね

砂のしろのような運命に巻き込まれて
堪えてた涙がホロリこぼれ落ちた
まぶしい陽射しに色づいた街は 嫌い
みんな 幸せそうに見えて

サーフグリーンの波 轟く雷鳴
帆を上げて 夏が迫り来る
隠した本音を いまなら聞けそう
過去に捕らわれずに
不実なことで 深く傷ついても
なぜか悪い人に思えなくて

砂のしろでもいい あなたと崩れ去るなら
本気で見た夢も ここに埋めてくわ
たゆたい拡がる情熱も海の底に...
他人事のように揺れてて

砂のしろを攫う 寄せては返す痛みに
堪えてた涙は溢れ とめられない
まぶしい陽射しが「次へ」とけしかけるけど
今はまだ無理 進めない
砂に縺れて 進めない


4.故郷

作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
編曲:古井弘人

黄昏の空を見上げて
遠いとこに来たと思う
すれ違った 老夫婦には
将来の姿 重ねてみた
なじみの薄い 都会暮らしで
頼れるのは あなた一人

淋しい夜は ベッドにもぐり
ふたり 肩を寄せ合ってた
月も出ないビル街だけど
いつか ここが故郷になる

幼い頃 鬼ごっこした
ジャングルジム 登ってみる
ハラハラして見守っていた
母は いつも優しかった
かたひじ張って 生きる強さは
帰る場所があるからこそ

長く伸びた影につぶやく
「おかえり また明日話そう」
都会の風 身に染みるけど
明かり灯る部屋へ急ぐ

淋しい夜は ベッドにもぐり
ふたり 肩を寄せ合ってた
そんな日々を 積み上げながら
いつか ここが故郷になる


5.sha la la…

作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
編曲:冈本仁志

ねぇ こんなに空は青いのに
曇りがちな 君の横顔
潮風に乗せ
ラジオから聴こえてくるメロディー

sha la la 大丈夫だと
頭撫でられた気分
sha la la 唄うよ
君に届く日まで

今日は遠い海へ ドライブしよう
好きな曲をポンコツに積んで
「ありがとう」と
素直に伝えられない時こそ

sha la la 君の傍で
恋も仕事も ガンバル
sha la la いつでも
味方になるために

sha la la 耳をすまし
貝殻にそっと当てた
瞳を閉じれば 微笑む君がいる

sha la la 君の傍で
恋も仕事も ガンバル
sha la la 唄おうよ
響き合うハーモニー


6.じゃあね それじゃあね

作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
編曲:池田大介

眠ったフリするなら
このまま 話していい?
明日 ここを出てゆく
それじゃあね おやすみ
いつからだろう
こんな強がりばかり言うのは
傷ついてる君に
気付きもしないで

荷物 まとめてみると
いつもの部屋が広い
待ってるあの子が
きっと戻してくれるわ
消し去れない痛み
胸に抱えて生きてく
淋しいのは
君も同じと信じて

またどこかで
じゃあね
いつからだろう
こんな強がりばかり言うのは
あふれ落ちる涙
止められないのに
まだ こんなに君を愛しているのに...


7.diplomacy

作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
編曲:大賀好修

ズルイ
決まって「電波の届かない場所にいる」と
苦しい弁解を 許すのは
たぶん 惚れた弱み
勝手に傷ついて
一人で うろたえて
何にも手につかず今日を過ごした

クールな瞳に 吸い込まれて
身動きとれないこと
あなたはもう自覚してる
だから つけ入るの?
きまぐれなの?
気持ち読み取れない

「男と女は違う時間軸で生きている」と
グラス片手に
尤もらしい言葉キメて笑う
1から10まで
シャクにさわる人
知って その態度は罪深いでしょ

ムキになれる相手だから
諦めたくないけど
少し距離 おいたフリして
あなたを試すわ
焦るかしら
追ってくれるかしら

クールな瞳に 吸い込まれて
身動きとれないこと
あなたは もう自覚してる
3日も鳴らない
携帯電話
空に 放り投げた


8.恋心

作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
編曲:小林哲

肩にまわした手が時を戻す
あの日のように
視線合わせたら 泣きそうで

やっと忘れかけた
恋心があふれ出して
そよぐ風にも揺らぐほどよ

別々の道と心に決めて
歩み始めていた私

ふいに 姿を消す
勝手なあなたを許して
やり直せるほど
私は 強くなくて...

名前呼ばれるたび
胸の奥が チクリ痛い
遣る方ない想いがつのる

すっかりあか抜けた
二人の間に
同じ明日はないみたい

「それじゃ」って席を立つ
あなたの背中が
だんだん 小さくなるのを
ただ見つめてるだけで

意地もはれないほど
疲れ果てた恋心が
なじりもせず
いま去って行くよ


9.東京日和

作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
編曲:小林哲

恋の終わりに
東京タワーを見た
夢とあなたを
天秤にかけた答え

焼きつけてた
外苑通りで 夕陽追いかけ
はしゃいだあの日
羽田までの 最後のドライブ
ゆらり揺れていた

わざと訛って
あなたが喋るから
ヘンで笑えた
上達してないね 今も

遠のいてく お台場の海は
まぶしい西陽に
乱反射して
滲む景色 湾岸道路も
ゆらり揺らめいた

渋滞は今日も大井まで続いてる

目を閉じても
たどれるよ いまは
少し手前の駅で降ろして
天空橋 モノレールに乗り
ゆらり揺られてく


10.涙キラリ飛ばせ

作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
編曲:古井弘人

壊れたレコードのように
君を責め続けたけど
朝日浴びたら「おはよう」って笑えた
不安だらけの未熟な恋に 負けられない

涙キラリ 飛ばせ
科学が進歩しても 悲劇は消せないから
今度また哀しい場面に出逢っても
きっと 笑いかけるから

今日はなぜか髪形も
思い通りにならなくて
丸め込まれた夢が ぼやいてる
気が立って
どこか違う自分に戸惑うけど

桜フワリ舞えば
すべてを綻ばせる春に抱かれたようで
錆びたこの気持ちも解き放たれてく
やっと らしく自由だわ

君 次第の人生なんてイヤ
泣き虫でも
俯かない 凛々しく生きたい

涙キラリ 飛ばせ
未来を照らし出せる 一番星になあれ
そしてまた哀しい場面に出逢っても
きっと 笑いかけるから
「おはよう」って迎え入れるわ


11.I ~誰か...

作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
編曲:古井弘人

色のない街を 歩いていた
木枯らしに吹かれながら
自分が 何者かも知らずに
どこへ行くの
人の愛し方を忘れて
こみ上げる想い 殺した

誰か ここに居る意味を教えて
響く鼓動も ムダに思える
心 躰 揺さぶられることが
煩わしくて このまま消えたい

取り戻したい時間があるの
伝えたい言葉がある
緋色の空が君を つれ去り
星にしても
愛しい人の助けになれず
ただ泣いてばかりで ごめんね

人は生まれ 散りゆくまでの人生を
懸命に生きて 足跡残す
だから 夢や希望が輝くと
教えてくれた 君だけがいない

誰か ここに居る意味を教えて
響く鼓動も ムダに思える
これが夢の途中なならいいのに
冗談だよって 笑わせて欲しい
誰か...


12.君のなせるワザ

作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
編曲:大賀好修

「大丈夫。」ばかりが
口癖になってるけど
笑えないくらいのプレッシャーに
本当は押し潰されそう
逃げ出してしまいたい
そんな日は
君の笑顔を想う
こんな僕にありがとう
熱いまなざし
すべてで答える

本気だと
誰かを傷つけてしまうほど
溢れ出すパワーを操れず
ただ一人 孤立してた
今でも ふと思うの
もしあの日
扉 開けてなければ
僕は 何をしてたろう
胸にくすぶる
炎を抱えて

理想に追いつけない
この僕を
君が補ってくれる
未来は きっと
優しく手招いてるよ
奇蹟 準備して

逃げ出してしまいたい
そんな日は
君の笑顔を想う
いつも僕にありがとう
不器用なりの
すべてで答える


13.翼はなくても

作詞:小松未歩
作曲:小松未歩
編曲:Mr.Lee

足跡を色濃く落とし
幕を閉じた 傷だらけの君
残された僕等の方が
思い出をまだ引き摺ってるよ
勇み立つこの気持ち
でも今は繋ぎとめたくて

翼はなくても
飛び立てる君を見ていると
僕等が住むこの世界は
ただ 褪せて見えた
光り輝く未来 待ち構えてる

ガラス窓 映る姿は
誰にも見せない素顔がある
ほろ苦い涙がこぼれて
本当の孤独を味わったの
眠れない夜ばかり
失くしたものは多いけれど

生きてる証しを
この時代に示してゆきたい
ささやかな夢と笑う人が
讃えるまで
いつか必ず 大空舞う鳥になる

翼はなくても
飛び立てる君を見ていると
僕等が住むこの世界は
ただ 褪せて見えた
光り輝く未来 待ち構えてる

迷い 立ち止まる日々も 力に変えて